生命医科学域の「研究キャリア支援室BRCS」と医学部の「研究高度化支援室MEDURA」の合同プロジェクトとして科研費申請支援の新たな取り組みである「科研費申請相談会」を始めます。これまでの査読とは違う、申請者(相談者)と評価支援員との対面での発表・議論方式によって内容により踏み込んだブラッシュアップとして行うものです。
この度その第一弾として、本学の科研Bプロジェクトで採択され学内の査読を受けたにも関わらず今回”残念ながら不採択”の結果であった教授を除く先生方の申請のフォローアップを目的とし、希望された教員2名に対し共に申請書の分析と発展的議論、次の戦略相談を一人あたり2時間程度行いました(開催:医学部基礎研究棟2階 小会議室 令和4年4月14日)。
<評価支援員>
BRCS: 西田(教授)、門脇(教授)、下﨑(講師)
MEDURA: 池田(教授)、林(准教授)
不採択の理由は簡単には特定できないものではありますが、ハードディスカッションしないと本当に何をしたいのか、何が強みなのか分からないという面もあります。次の申請のために戦略を共に考える場を今後も提供していく予定です。
<ご参加頂いた教員のレビュー>
(コメント1)
科研費申請相談会を開催して頂きましてありがとうございました。
今回の相談会では評価支援員の先生方から率直なご意見ならびに貴重なご助言をいただくことができました。頂戴したご意見の中には、自分自身で懸念材料としていた箇所を言い当てられることもあれば想定しなかった不備を指摘されることもあり、自身の研究計画に対する考えの甘さを痛感させられました。さらに、研究計画に関する改善方法のご助言も、研究計画書の記載内容の配分見直し等具体的であり、また異なる分野からの新しい研究アイデアのご提案等も頂くことができ、モチベーションアップにもつながりました。書面ではない対面でのディスカッションは、私の説明に応じたご意見を即座に頂けたため有意義であったと考えております。今後の申請において採択される可能性を高めていけるよう、相談会でのご意見を参考にしながら計画を練り直していきたいと考えております。評価支援員の先生方には改めて感謝申し上げます。
(コメント2)
相談会では大変厳しいご意見を頂戴しましたが、前向きなアドバイスも多く頂戴し、とても勉強になりました。自分では当たり前と思い申請書に記載せずにいた部分が、自分以外の人には伝わっていないことが理解できました。研究の新たな方向性も見つかり、有意義でした。